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2011年10月 5日 (水)

スプリンターズS2011サイン攻略3

先週の報告

先週予告したサインは不発に終わりました

残念です。

【5】ロケットマンと【1】ラッキーナインが4・5着に沈んだのでアウトです

申し訳ありません。

「競馬にタラレバはある。馬券にタラレバはない」

これが持論です。

展開の運・不運、レース中の落馬などすべてをひっくるめるのが馬券の勝負。

どんなにあがいても1回きり。

やり直しはできません。

「あれがなかったら馬券は的中していた」というのは無駄だと思います。

ですが競馬はこの先も続きます。

今のレースを走った馬は次も出てきます。

もしこういう展開だったらどうなっていただろうか?

あそこであの馬が動かなければレースはどうなっていたろうか?

こういうことを考えておかなければ次の競馬に進めない。

と思うのです。

2着になった馬については「ちょっとした展開のアヤで勝てたかも」と誰しも思います。

ですが「10着に負けた馬に勝機があったかもしれない」と思う人は少ないでしょう。

あるのです。

そういう競馬が。

単純に着差だけを見ていては見えてこないのが競馬です。

(ある程度競馬を続けていれば誰でもわかりますね)

「競馬にタラレバはある。馬券にタラレバはない」

もちろん、レースの見立ては10人いれば10通り。

なので、自分の見解が正しいかどうかは分かりません。

ですが、自分の考えを持たなければ検証はできません。

専門家の言うことを鵜呑みにしていればいいのなら楽ですが、それでは競馬の楽しみを半分放棄したのも同じです。

今回のレースでも、私なりの見立てがありますので、思ったままを記しておきたいと思います。

【5】ロケットマンの敗戦の理由

スポーツ紙にさまざまな形で書かれています。

「あんなにイレ込んでいては・・・」という記事も見かけましたが、これはロケットマンという馬を知らなすぎです。

あんなのはいつものこと。

馬主は同馬のしぐさを「Rocket Man prance(ロケットマン プランス)」と表現しています。

あの馬はあれで勝つ馬なのです。

「ビービーガルダンの放馬」云々については、影響があったのかなかったのか分かりません。

これは騎乗している人間にしか分からないことなので、どうこう言っても無駄です。

「手応えが怪しかった」と書いている記者もいますが、そんな馬が最後までジリジリ伸びるわけがないと私は思います。

おそらく4コーナーで位置取りを下げたことや鞍上が手綱をしごいていたことを見てそう表現しているのでしょうが、あれは馬の手応えがなくなって下がったのではなく、福永祐一の作戦によって下げさせられたのです。

勝負どころまでは単独3番手にいたロケットマン。

そのまま前2頭の外に出して追い出すという勝ちパターン確定と思われた次の瞬間、外から福永祐一のエーシンヴァーゴウが被せてきましたね。

ロケットマンは加速しながら直線を向かなければならなかったにもかかわらず、それができない状態に陥っています。

前には邪魔な馬がいる。

いつもの競馬ができなくなった。

だから位置取りが相対的に悪くなった。

馬のトップスピードやその速度の維持は個体によって決まっています。
(体調や馬場、そこまでのラップ推移にもよりますが)

トップスピードに優る馬が勝つのなら競馬は簡単ですが、そうはいきません。

どこで加速を始めて、どの程度の加速度を出せるかが勝負なのです。

本来加速を始めなければならない地点で待たされたというのは不利以外の何者でもありません。

ロケットマンはエンジン点火の第一歩で躓いたこといなります。

ですがこれだけなら挽回可能でした。

福永の馬が前に抜けたことで外に出すスペースが生まれるはずでしたから。

そこを加速していけばまだ勝つ可能性はあった。

ところが「二の矢」が放たれます。

池添謙一騎乗のカレンチャンが後方から加速をしながら被せてきたのです。

これによってロケットマンは第2エンジン点火のタイミングも外されてしまいました。

同じ地点にいてもロケットマンの出していた速度とカレンチャンの速度には差があります。

後ろから加速をしながら来た馬のほうが速いのは当然ですね。

(もちろん無理に加速してきたなら最後にツケが来てしまいますが、池添はそんなヘボではありません)

こうなったら、加速競争でどちらが勝つのかは火を見るより明らかです。

それでもロケットマンが一気にトップスピードにもっていけるタイプの馬なら挽回可能です。

が、残念ながらそういう適性を持ち合わせていない馬なので、あの時点で勝負は決してしまったわけです。

日本の誇るトップジョッキー福永祐一と池添謙一のコンビネーションプレーにロケットマンの騎手がまんまとやられた

というのが私の見立てです。

馬ではなく、騎手が負けた

もちろんこんな作戦を事前に2人で企てたと言っているのではありません。

最初から狙ってできるはずもありませんし、あの2人がするはずもありません。

相手の力を殺ぎ、勝ちにいった福永の絶妙な騎乗。

それを後ろから見ていた池添がタイミングを逃さずに続いた好判断。

レースの流れの中で生まれたものです。

素晴らしい真剣勝負がそこにあったのだと思います。

乗れているジョッキー2人の技を堪能できた最高のレースでした。

ただ、その生贄にされたのがロケットマンだったことが、私にとっての不運。

いえ、ロケットマンを買っていた人すべての不運でした。

福永があそこまでタイトに押し込んでこなければ・・・

そして池添が続かなければ・・・

優勝馬の名前は違っていたかもしれません。

まあ外部の人間の勝手な見立てなので、本当のところは福永と池添に聞いてみなければわかりませんが・・・。

※全周パトロールを見れば、福永がどれだけタイトに押し込んだかよく分かります。
(TVなどの通常の角度からでは分からないと思います)

※全周パトロールはJRA公式サイト内にあります
トップページ→レース結果→スプリンターズS→全周パトロール
(次の週末には上書きされてしまうので「ホントかよ」と思われた方はお早めに)

【1】ラッキーナイン敗戦の理由

直線の不利につきます。

これ以上の説明はいりませんね。


安藤勝己の【故意ではない】が【明らかな反則】によってラッキーナインは【不利】を受けた


福永&池添の【故意】による【反則ではない騎乗】によってロケットマンは【不利】を受けた


これが2011スプリンターズSのすべてだと私は思います。


長々と書き連ねましたが、結果は結果。

サイン解読不発の事実は動かせません。

私の負けです。

出直します。

それではまた次回お会いしましょう。

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