先週の報告
予告した【1】【2】ともに発動!
やはり降着女王ブエナビスタの動きが重要な一戦でした。
JRAはブエナビスタに対してネガティブサイン(私は、マイナスのサインをこのように呼んでいます)を出していたので、こういう事態は予測できました。
今回はこのネガティブサインを中心にタネあかしをしたいと思います。
降着女王の謎を解く鍵はポスターと重賞ファイルだと予告しましたね。
ポスターから説明しましょう。
4人のマフラーが勝負服をイメージしていることは一目瞭然ですね。
しかし2009/11/15現在、JRAに現役馬主登録のある勝負服は、佐藤浩市の【黄・緑縦縞】【緑・黄縦縞】だけなのです。
あとの3人のものは、色が違うか、柄が違うかならいますが、同じ服色の馬主は(現在は)いません。
過去33回のエリザベス女王杯の中に、【緑・黄縦縞】が連対を確保したレースがたった1度だけあります。
【1987エリザベス女王杯】
1着6番 タレンティドガール
2着14番 マックスビューティ 馬主:田所祐
田所祐の勝負服はこれです。
マフラーと完全に同じですね。
ここからが重要です。
まずレースの全成績をお見せします。
最下位とブービーの騎手、そして馬番をよく見てください。
19着16番 西浦勝一
20着8番 本田優
このコンビ、どこかで見たことがありますよね。
これです。
【2006エリザベス女王杯】
降着 16番 カワカミプリンセス 本田優 西浦勝一(調教師)
降着女王のコンビなのです。
では今回のエリザベス女王杯の枠順を新聞でご確認ください。
8番と16番にはどんな馬が配置されていますか?
【2009エリザベス女王杯】
8番 カワカミプリンセス
16番 ブエナビスタ
カワカミの降着馬番16番にブエナがいることは、いろいろなサイン解読家が指摘していたと思いますが、8番の意味にまで気づいていた方は、そう多くないと思います。
JRAはポスターを使い「降着女王に対して重要な何かを伝える」と宣言したわけです。
買いか?
消しか?
ポスターから導かれた1987年の最下位とブービーですから【消し】の可能性が高いですが、完全にそうとも言い切れません。
単なる【強調】としてこういった着順をポジティブなサインに使うことはよくあるからです。
しかしJRAはちゃんと方向を示していました。
ヒシアマゾンです。
かつてエリザベス女王杯を降着したこの馬が前週(エリ女の前の週)のレープロに登場したのは、サインの解読方法を予告するためだったのです。
ヒシアマゾンの降着したエリザベス女王杯のリザルトをご覧ください。
【1996エリザベス女王杯】
1着15番 ダンスパートナー
降着11番 ヒシアマゾン
2着4番 フェアダンス
3着10番 シーズグレイス
これがどう使われたか?
【前週のファンタジーS】
1着10番 タガノエリザベート
2着16番 ベストクルーズ
3着15番 グレナディーン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16着11番 カレンナホホエミ
ヒシアマゾン降着によって馬券圏内に繰り上がった幸運の馬番10が優勝。
そして優勝馬番15が3着。
では悲運の馬番11は?
なんと最下位に負けています。
これがJRAによる予告です。
降着ゼッケンに入った馬は負けるという予告です。
ポスターによって注意勧告の出された降着女王の処遇は、16番に配置された時点で決まっていたのです。
降着女王ブエナビスタは勝てない
衝撃的ですね。
これがネガティブサインです。
ヒシアマゾンは、もうひとつ重要なことを教えてくれました。
この馬の降着によって繰り上がった幸運の馬番が、ファンタジーSで馬券になりましたね。
これと同じことがエリ女でもおきました。
興味のある方は、カワカミの降着した2006エリ女の繰り上がり3着馬番を調べてみてください。
驚くような馬番を見ることになりますよ。
では次に重賞ファイルです。
こっちの方がさらに凄いので、もうしばらくお付き合いください。
「完璧(パーフェクト)な彼女」
完璧とは、趙の宝であった「和氏の璧」を、藺相如がその知力と胆力をもって大国・秦から守り抜いたという故事に由来する言葉です。
和氏の璧は、瑕(きず)が微塵もない宝石だったと言われています。
ダイワスカーレットの戦歴には傷がありますね。
4回負けています。
重賞ファイルのタイトルはこの馬のことではないのです。
では完璧の正体は?
トキノミノル
10戦10勝・レコード7回
無敗で皐月賞・ダービーを制し、その17日後に急死
この馬こそが重賞ファイルの真の主役です。
なぜか?
それはこの馬が改名しているからです。
デビュー戦でつけていた名前・・・それは・・・
パーフェクト
重賞ファイルには、わざわざ【完璧(パーフェクト)】とフリガナがふってありますね。
この馬を指しているとしか考えられません。
戦歴をご覧ください。
トキノミノル
朝日杯3歳S優勝
皐月賞優勝
ダービー優勝
死亡
朝日杯3歳Sとは現在の朝日杯FSです。
トキノミノルとは、2歳王者決定戦を制し2歳の頂点に立ち、クラシック二冠を手中にし、三冠に王手をかけるも、志半ばでこの世を去った馬なのです。
これとまったく同じ馬がいますね。
ブエナビスタ
阪神ジュベナイルフィリーズ優勝
桜花賞優勝
オークス優勝
その後、勝ち星なし
ブエナは死んでいませんが(当たり前ですね)、クラシック三冠に王手をかけながら、その後1度も勝つことができていないという点において、トキノミノルと同じ道を歩んでいるといえるのです。
ブエナが死ぬというサインではありませんよ。念のため
単に【勝てない】ということを表現しているだけです。
つまり、ネガティブサインです。
プレゼンでは、ヒシアマゾンがらみの解読では【勝てない】と断言しましたが、トキノミノルのサインからは【吉凶紙一重】としました。
ヒシアマゾンのときのような、明確な指針が示されていないからです。
(終わってみれば完全なるネガティブサインでしたが)
さて、ここまで読まれた方は、「ヒシアマゾンのサインは数字が明確だから信用できるけど、トキノミノル(パーフェクト)っていうのは名前が一緒なだけなんじゃ?」と思われているかもしれませんね。
幸いにもレース結果から、完璧(パーフェクト)がトキノミノルを指している証拠を見せることができます。
トキノミノルの馬主である永田雅一の勝負服です。
そしてこれが単勝77.1倍で勝ったクィーンスプマンテの馬主:グリーンFの勝負服です。
グリーンFは、馬主登録を抹消した永田雅一の勝負服を受け継いでいるのです。
いかがでしょうか?
重賞ファイルの完璧はトキノミノルであり、優勝馬を示し、ブエナの敗北をも示していたと私は思います。
もちろん、この勝負服の一致は、プレゼンで公開し、クィーンスプマンテをプレゼン馬にあげていました。
「日本サイン競馬会(有料会員制:月額1200円)」では、このようなサイン解読を、レース前に包み隠さず公開しています。
ここまで読まれたあなたはこう思われたかもしれませんね。
「この会に入会すれば儲けられる」
残念ながら、それは無理です。
当会は馬券的中の答えを売る組織ではないからです。
私はサイン予想の提供はしません。
提供するのはサイン解読だけです。
これまでサインの世界ではサイン解読とサイン予想は同じものとして扱われてきました。
私はサイン解読とサイン予想の分離を提唱しています。
今回のことを例にとって説明します。
ここまで読まれたからには、カワカミの降着した2006エリ女の繰り上がり3着馬番を、ご自分でお調べになられましたね?
たしかにこの馬番は馬券になりました。
ではそのレースの1着はどんな馬だったでしょうか?
ヒシアマゾン⇒ファンタジーSでは、幸運の馬番だけでなく優勝馬番も馬券になっていましたね。
今回はどうでしたか?
まったくダメでしたね。
私はプレゼンで、この馬を強いサインを受けた馬としてとり上げています。
このように、同じ解読の中からは複数の馬が浮上しますが、正解はその中の一握りだけです。
残りは無駄な馬です。
プレゼンで浮上する馬は複数になります。
さらにプレゼンの数も複数です。
つまり、この段階では、無駄な馬のほうが圧倒的に多いのです。
みなさんもサイン解読をされていればお分かりだと思いますが、馬券的中にためには、ここからが本当の意味での勝負ですね。
無駄な馬を捨て、本当にサインが示している馬だけを篩いにかける。
そして、どの解読を重視し、どの解読を軽視するのか序列をつける。
最終的に優先順位の高いものを軸に馬券を組んでゆく。
こういったプロセスを経て、最後に出される予想結果が、購入すべき馬券です。
私は、このプロセスをサイン予想と定義しています。
つまり
サイン解読⇒隠されたサインを見つけ解読すること
サイン予想⇒サイン解読により浮上した馬を選別し馬券という形に組み上げること
これが私の提唱する「サイン解読とサイン予想の分離」です。
私はサイン予想は提供しませんので、最終結論や具体的な買い目は、正規のコンテンツとして掲載することはありません。
サイン予想はご自身で行っていただく必要があります。
つまり、当会に入会しただけでは【馬券的中のためのサイン予想】は手に入らないのです。
あなたが得られるのは、単なるサイン解読の提示(プレゼン)だけです。
だからといって、価値がないということではありません。
毎週行っている【予告】【結果】を読まれて、どう思われましたか?
もし「面白い」とか「自分とは違う発想と展開だ」と思われたのなら、単なるサイン解読の羅列も無駄ではないということです。
あなたのサイン競馬ライフの一部として、きっとお役に立てます。
繰り返します。
当会では、サイン予想や買い目は提供しません。
提供しているのは以下の3つ。
サイン解読の提示
(プレゼン)
各種画像
(レープロその他競馬関連の画像です)
会員専用掲示板
(会員様が、それぞれの理論で解読を公開しあっています)
会費は、月額1200円です。
あなたが「最終的な解読&予想は自分でやる」というタイプのサイン派なら、当会に入会することをおすすめします!
あなたが「他人に買い目や最終結論などを指示される必要がない」とお考えなら、当会を自信を持っておすすめします!
私には、他の誰にも真似できない面白い解読を提供しているという自負があります。
ただのサイン解読の提示に1200円出す価値があるかどうか。
それは、あなたが決めてください。
あなたが欲しいのは「結論&買い目」ですか?
それとも「あなたの解読を刺激する、解読記事」ですか?
次回の新規入会受付けは、11月終盤を予定しています。
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