札幌記念サイン攻略3
2007札幌記念レーシングダイアリーのサイン読み3
札幌記念は、G1ホースもしくは未来のG1ホースが制するでしょう。
前回の札幌記念サイン攻略2(再掲載)では『最高峰』が2002年ジャパンカップからサインを発信するという話しをしましたね。
今回はその続編とでもいうべきサイン解読です。
『夏の最高峰を奪え。圧倒する強さに遥かな夢を約束。』
前述の2002年JC以降、関東レーシングダイアリーに『高』の文字が出現したことが9回あります。
その9回に対して行われた日曜重賞は東西合わせて16戦。
16戦からG1とダート戦を除いた11戦に、ある傾向を発見しました。
(なぜG1を除くのかは読んでいただければ分かります)
孤高へ挑む、君の強い心が長距離を制す。 | ||||||
2003年 第53回 ダイヤモンドS G3 中山(代替) | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 3 | 3 | イングランディーレ | 2004天皇賞(春) |
孤高へ挑む、君の強い心が長距離を制す。 | ||||||
2003年 第43回 きさらぎ賞 G3 京都 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 5 | 8 | ネオユニヴァース | 2003皐月賞・ダービー |
意識を高めろ、G1に勝つ君は完璧を目指せ。 | ||||||
2003年 第48回 京王杯スプリングC G2 東京 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 7 | 11 | テレグノシス | 2005NHKマイルC |
意識を高めろ、G1に勝つ君は完璧を目指せ。 | ||||||
2003年 第25回 新潟大賞典 G3 新潟 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 4 | 7 | ダンツフレーム | 2002宝塚記念 |
待望の訪れ、君の俊脚が胸高鳴る秋を告げる。 | ||||||
2003年 第48回 京成杯オータムH G3 中山 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 7 | 14 | ブレイクタイム | 2001安田記念(2着) |
待望の訪れ、君の俊脚が胸高鳴る秋を告げる。 | ||||||
2003年 第17回 セントウルS G3 阪神 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 4 | 5 | テンシノキセキ | なし |
衝撃を大地に刻め、誇り高きマイラーの聖域。 | ||||||
2004年 第42回 愛知杯 G3 中京 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 6 | 11 | メモリーキアヌ | なし |
夏の頂点に立て、高い意識が秋に成就。 | ||||||
2004年 第4回 アイビスサマーダッシュ G3 新潟 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 5 | 5 | カルストンライトオ | 2004スプリンターズS |
夏の頂点に立て、高い意識が秋に成就。 | ||||||
2004年 第40回 札幌記念 G2 札幌 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 6 | 6 | ファインモーション | 2002秋華賞・エリザベス女王杯 |
高い意識を貫け、強い勝ち方が熱い視線を集める。 | ||||||
2005年 第37回 ダービー卿チャレンジT G3 中山 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 3 | 5 | ダイワメジャー | 2007安田記念などG1・4勝 |
高い意識を貫け、強い勝ち方が熱い視線を集める。 | ||||||
2005年 第49回 産経大阪杯 G2 阪神 | ||||||
着順 | 枠 | 馬 | 馬名 | G1優勝歴 | ||
優勝 | 5 | 5 | サンライズペガサス | 2002天皇賞(秋)(3着) |
優勝馬11頭中7頭がG1優勝馬です。
それ以外の4頭中2頭がG1複勝圏内歴を有する馬です。
年間に行われるG1とG2・3の数の比率を考えればこの数字は驚異的です。
2006年度に行われた芝G1(障害戦を除く)→20戦。
同G2・3→88戦。
G2・3を勝つことがG1優勝の絶対条件ではありませんが、G2・3の勝ち馬に占めるG1勝ち馬の割合というのは、ひとつの指標にはなるはずです。
『22.7%』
これが88頭に占める20頭の割合です。
『63.6%』
サインワード『高』が出現したレースを勝った馬がG1を勝つ(勝っている)確率です。
ここまで開きがあると、何かあると思わざるを得ません。
さらに、ある条件を付け加えると、3着以内率『100%』になるのです。
その条件とは『G1戦で1枠に入らないこと』です。
サインワード『高』レースを勝ちながら、G1複勝圏を確保できなかった2頭はともに、次のG1出走時に1枠1番を背負っていました。
テンシノキセキ→2003年スプリンターズS1枠1番→5着。
メモリーキアヌ→2004年エリザベス女王杯1枠1番→10着。
サインワード『高』レースを勝っても、次のG1で1枠に入れられた馬はJRAによって否定されるということですね。
では、なぜ彼らは『高』レースを優勝したのでしょうか?
おそらく、『間違って勝ってしまった』のだと私は思います。
なぜなら、この2頭が勝ったレースには、敗けた馬の中から、その後のG1を勝つ(あるいは連対)馬が出現しているからです。
本来、その馬たちが勝つ確率の高いレースとしてJRAがサインワード『高』を使ったのでしょう。
しかし結果はJRAの予想とは異なり、弱い馬が勝ってしまった。
そこで、JRAは1枠という否定のサインを使い、自らのミスを正しているのではないでしょうか。
2003年セントウルSでテンシノキセキに敗けた馬
ビリーヴ→セントウルS後のG1スプリンターズSで2着(それ以前にG1を勝っていますが)。
デュランダル→セントウルS後にG1初制覇。
アドマイヤマックス→セントウルS後にG1初制覇。
2004年愛知杯でメモリーキアヌに敗けた馬
ヘヴンリーロマンス→2004年愛知杯後にG1初制覇。
オースミハルカ→2004年愛知杯後にG1初連対。
以上の点から、サインワード『高』が出た今回の札幌記念の狙い方は次の二通り。
1.『今後G1を勝てる、もしくは3着以内に入ることのできる実力馬』を狙う。
2.『既にG1を勝っている、もしくは3着以内歴がある馬』を狙う。
馬の評価は見る人によって異なるので、未来のG1馬を狙うという方法は現実的とは言えないかもしれません。
対して『G1複勝圏内歴』は、今回のメンバー中2頭しか該当がありません。
フサイチパンドラ(エリザベス女王杯優勝馬)
ファストタテヤマ(菊花賞2着馬)
自らの相馬眼を信じて未来のG1ホースを狙うか?
G1複勝圏内歴保有馬を狙うか?
まだレースまでは時間がありますから、じっくり検討しましょう。
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