武豊は日本ダービーを勝てるか?
武豊は2007年日本ダービーを勝てるか?
タスカータソルテで自身5度目の日本ダービー制覇を目指す武豊。
そんな彼が、未だかつてないピンチに立たされています。
5月24日現在、JRAリーディング8位。
並の騎手ならば立派な成績ですが、毎年リーディングトップぶっちぎりの彼にとっては、あってはならない成績です。
たしかに今までにもスランプはありましたが、ここまで酷い成績は見たことがありません。エージェント云々という事情ももちろんありますが、レースぶりを見ていると、チグハグな騎乗や追いきれない姿が目に付くことが多く、彼自身に問題があるように感じられます。
あくまで個人的な見解ですが、持病の腰にきているのではないかと思います。
本年度の成績と、過去5年(2002年~2006年)の成績を比較してみましょう。(全は全成績の意味。単位はすべて%)
本年度 勝率 連対率 複勝率
全 15.4 33.3 43.3
芝 19.2 35.8 44.2
ダート 11.7 30.8 42.5
過去5年 勝率 連対率 複勝率
全 24.2 38.8 51.0
芝 24.1 39.3 50.9
ダート 24.3 38.3 51.0
連対率に比べて勝率の落ち込みが激しいことが分かります。つまり『勝ちきれていない』ということです。
また、ダート戦の落ち込みが酷いですね。
やはりゴール前『追いきれていない』のだと思います。
ここまでお読みになって『武ってそんなに成績悪いかな~?そんな印象ないけどな?』と思った方が結構いらっしゃるのではないでしょうか?
何故か?
下は先ほどの比較を重賞成績に限定したものです。
本年度 勝率 連対率 複勝率
全 24.0 24.0 32.0
芝 28.6 28.6 38.1
ダート 0 0 0
過去5年 勝率 連対率 複勝率
全 28.1 41.0 50.8
芝 28.2 41.3 50.6
ダート 27.8 38.9 52.6
なんと、連対率は大幅に下がっているにもかかわらず、芝の勝率だけは上がっています。
(ダート重賞0%というのは騎乗していないわけではありません。4戦して複勝圏0です)
大きなレースしか見ない方にとっては、いつもの豊と何ら変わらないという印象であっても不思議ではありませんね。
しかしよく考えてみると、この成績は『不思議』と言わざるを得ません。
追いきれず、勝ちきれない彼が、芝の重賞でだけ勝ちきるという現象。
私はそこに『何者か』の意思を感じます。
最近の競馬界は若い世代の活躍が目立ちます。新人や若手といわれるグループがメキメキと実力をつけ活躍しはじめています。
いわゆる世代交代の準備が水面下で着々と進行しているのではないでしょうか。
また、皐月賞を田中勝春が勝ち、松岡もG1ジョッキーの仲間入り。アンカツや岩田がリーディングを引っ張るようになった今、もう武豊というかつての看板ジョッキーは、JRAにとって必要ないのでしょうか?
私はそうは思いません。
武豊以外に、マスコミに対してスマートな対応ができる騎手が何人いるでしょう?
競馬を知らない一般の人々が、武豊以外の騎手の名前をいったい何人知っているでしょう?
武豊はJRAにとってまだまだ必要な金看板なのです。
一般の目に触れる機会の多い重賞レースで、不調であるはずの彼が突然よみがえり、優勝をさらう不思議。
私はそこにJRAの意思を感じるのです。
今週の日本ダービー。一般の目に触れるという意味では、年末の有馬記念と並んで競馬界最大のイベントです。
果たして武豊は、タスカータソルテでどんな騎乗を見せてくれるのでしょうか。
武豊のサインはメインページ『ダービーサイン攻略』にて公開の予定です。
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