ダービーサイン回顧
JRA2007年日本ダービー回顧
ウオッカが優勝しました。
今回のサイン読みに関しては、実はかなり自信がありました。
それくらいJRA皇室サインは強力だという確信があったからです。
しかし、皇室により祝福されたはずの7枠『鳳凰』は、掲示板を確保することなく敗れ去ってゆきました。
何故か?
皇室サインはまぼろしだったのでしょうか?
いえ、やはりJRAは皇室を大事にしていました。
しかし今回発信されていたのは『皇室サインではなく、皇太子サインだった』のです。
これを見抜けなかったのが私の敗因です。
次回の皇室レースのために整理しておきましょう。
近年、皇室サインの出たレース
『愛子内親王殿下御誕生慶祝』 2001年 有馬記念
1着4枠 4番 マンハッタンカフェ
2着1枠 1番 アメリカンボス
3着2枠 2番 トゥザヴィクトリー 牝馬
『天覧競馬』(天皇陛下が行啓された競馬です)2005年 天皇賞(秋)
1着1枠 1番 ヘヴンリーロマンス 牝馬
2着7枠13番 ゼンノロブロイ
3着6枠12番 ダンスインザムード 牝馬
『悠仁親王殿下御誕生慶祝』 2006年 天皇賞(秋)
1着7枠14番 ダイワメジャー
2着5枠10番 スウィフトカレント
3着8枠15番 アドマイヤムーン
『皇太子殿下御観覧競馬』 2007年 日本ダービー
1着2枠 3番 ウオッカ 牝馬
2着8枠16番 アサクサキングス
3着7枠14番 アドマイヤオーラ
単純に『皇室レースでは牝馬が来る』『牝馬が来やすい』などと考えていると、サイン読みとしては不十分。次回痛い目に遭う可能性があります。
牝馬の取捨に関して明確な理由が存在したのです。
時系列を追って考えましょう。
2001年有馬記念は、『愛子内親王殿下』つまり女子のご誕生を祝うレースだったので、これはJRAが牝馬を持ってきました。
『天覧競馬』2005年天皇賞(秋)の行われた時点では、『悠仁親王殿下』はまだお生まれになる前で、天皇陛下には女子のお孫様しかいなかったので、これもJRAが牝馬を優先させました。
2006年天皇賞(秋)は、『悠仁親王殿下』つまり『皇位継承資格をもつ男子のご誕生』を祝うレースだったので、JRAが牡馬を優先するのは当然といえば当然ですね。
そして、ここからが大事です。
現在の皇室典範は『皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する』と定めています。
つまり、現在の皇位継承資格は、第一位が皇太子殿下、第二位が秋篠宮文仁親王殿下、第三位が悠仁親王殿下なのです。
愛子内親王殿下には皇位継承資格がありません。
悠仁親王殿下がお生まれになる直前、女性天皇、そして史上初の女系天皇の可能性を検討すべく『皇室典範』の見直しが世間の注目を集めていたのを覚えていますか?
(レーシングダイアリーに『典』の文字がありましたね)
男系男子のご誕生により皇室典範見直しの話題は報道されなくなり、すべて解決したかのような印象を受けますが、実はこの問題はまだ継続しているのです。
断わっておきますが、私には特別な思想はありません。
ただし、日本中央競馬会が、『サインを作る』という観点において、どう考えているのかは分かるような気がします。
皇太子殿下(女子のお子様を持つ)に関わりのあるレースにおいては牝馬。
秋篠宮文仁親王殿下(男子のお子様を持つ)に関わるレースでは牡馬。
今回、JRAは『皇室』ではなく『皇太子殿下』を重要なサインとしてレースを組み立てたのでしょう。
それは、ウオッカの同枠に愛子内親王殿下の称号である『敬宮』の文字を使っていることからも分かります。
2枠4番 ゴールデンダリアの調教師は二ノ宮敬宇氏。
皇太子殿下に関わりのあるレースにおいては牝馬。
秋篠宮文仁親王殿下に関わりのあるレースでは牡馬。
今後、皇室にお子様がお生まれにならない限り、JRAはこの法則を変えることはないでしょう。
今週は安田記念です。
ダービーを獲った方も外した方も、ともに頑張ってサイン読みしてゆきましょう。
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